高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ

参考文献 「高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ」

      丸山慎弥 著 学陽書房

 

≪高学年はここをおさえる!言葉かけの超基本≫

②ちょっとしたコミュニケーションから信頼づくりを積み重ねる

 

 信頼はコミュニケーションの回数で育まれる

・信頼関係を決める一つの要素として「コミュニケーションの回数」がある

・時間の長さではなく、回数が決め手

・ゆっくり話す時間はとれなくても、まずは会話の回数を意識しよう

 

 どれだけ忙しくても1日1回は声をかける

・「どれだけ忙しくても、クラスの子どもたち全員に1日1回は声をかけること」の大切さ

・心理学では「ザイアンスの単純接触効果」という理論がある。

・現場でも、経験則からこうしたことの効果が導き出されている。

 

 チャンスは日々のあらゆる場面に転がっている

・あいさつ、丸付け、ノートチェック、連絡帳の確認などの機会を最大限に活用。

・例えば、プリントを提出させるのではなく、机間巡視をしながら一人ずつその場で〇をつけていくことで、数秒でも教師とその子だけの空間を作り出すことができる

 

【アドバイス

丸をつけながら、「文字が丁寧で読みやすいね」「いつも元気だね」などと、プラス1の言葉かけを!

★zekkoutyou

机間巡視での丸つけは、全部でなく「①だけみるよ!」と声かけてスピーディに回っていくと、全員に何度も接することができるのでおススメです。