今回は、「プロ親」になる! 親の智加等著 宝島社 からです。
≪学年末に1年間のがんばりや成長を振り返ることで、つぎの年へのやる気を育てる≫
学年末の3月になると、子ども達は学校からいろいろなものを持ち帰ります。
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皆さんはそれをどう扱っていますか?
扱い方ひとつで子どものやる気を引き出すこともできますし、やる気をなくさせることもできるのです。
ポイントを一言でいえば
「教育的配慮をもって扱う」
ということです。
それらをどう扱えば子どもがやる気を持つか、と言う視点で考えてみることをお勧めします。
例えば、図工で描いた絵はどうしたらいいでしょうか?
その絵をもとに話が咲くようにやれるといいですね。
まず、その絵のいいところや工夫がみられるところを褒めてやってください。
そして、その絵について子どもが話したくなるようにしてやってください。
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作文や日記なども、ぜひ褒める材料にしてほしいと思います。
作文や日記をもって帰った子に親が言うことは、
「習った漢字をしっかり使いなさい」
「字が雑だね。もっと丁寧な字で書けないの?」
と相場が決まっています。
これでは子どもを伸ばすことはできません。
多少のことには目をつむって、いいところを見つけて褒めることが子どもを伸ばすコツです。
まず、中身をしっかり読んでください。
そして書いてある中身に共感してやってください。
ケンカで嫌な思いをしたことが書いてあったら共感してやってください。
がんばったことが書いてあれば偉かったねと言ってやってください。
作文や日記の中身を題材に、話を咲かせてやってください。
まさか、読みもしないという方はいらっしゃいませんよね?
そして次に大切なのは、書き方を褒めることです。
書き方を褒めるポイントは、主に次の3つです。
1 様子を詳しく書いているところ
2 心の中を詳しく書いているところ
3 じぶんなりに工夫して書いているところ
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丸やバツが決まっているテストとは違うのですから、ほめようと思えばいくらでも褒められるのです。
褒め続けていれば、だんだんそのようになってきます。
反対に「お前は作文が下手だな」などと一度でも言おうものなら、もうだめです。
☆zekkoutyou
>褒め続けていけば、だんだんそのようになっていきます。
これは、小学校にいると本当に実感することです。
だから、なってほしい姿を(たとえ今できていなくても)ほめてあげてほしいのです。