「心。」⑤

 今回も 稲盛和夫著 サンマーク出版 からです。

 

≪組織のあり方を決めるのはリーダーの心≫

 

カニは自分の甲羅に合わせて穴を掘る」といいますが、組織はそのリーダーの「器」以上のものにはならないものです。

なぜなら、その生き方、考え方、また心に抱いている思いがそのまま、組織や集団のあり方を決めていくからです。

したがって、リーダーにもっとも大切な資質は何かと問われれば、私は迷いなく,

それは”心”であると答える。

あるいは人格、人間性といいかえてもよいかもしれません。

「心を高める、経営を伸ばす」ということを、私はずっと経営者の方々に向けて言い続けてきましたが、リーダーという立場にいる者はすべからく自らの心を磨き、人格を高める努力を続けていかなくてはならない。

大なり小なり集団を率い、人の上に立つ役割にある者であれば、何よりもまず美しく高邁な心をもつよう精進しなければならないのです。

リーダーの素質といえば、一般的には才能の豊かさ、知識の豊富さ、また経験や技量の有無などをあげることが多いでしょう。・・・

しかし、私は多弁な才覚や鋭敏な機知よりも、まるで岩のようにどっしりとして揺るがない、重厚な人格の方を尊重する。

そうした重厚さこそが、リーダーにもっとも必要な資質だと考えています。

 

☆zekkoutyou

 自分にとって、耳が痛く、心にとめておかなくてはならないところを引用しました。

重厚さ・・・なし。

美しく高邁な心・・・なし。

 

ひたすら人格を高める努力を続けていかなくては!です。