「伝え方が9割」2-③

佐々木圭一著 ダイヤモンド社

続きです。

 

「頂上法」

~人は一番が大好き。もともと眼中になくても、それだけで注目する~

 

お店の棚で、1番使われている技術です。

 

スーパーで「売上No.1]と書かれていると、興味のないものでも見てみよう、という気持ちになりますよね。

他と比べて「頂上」であることを伝えるのがこのレシピです。

人は比べたがりです。

そして頂上のものを頂上であることが理由で好みます。

たとえば日本で一番高い山は知っていますよね?

もちろん「富士山」です・

ではその次に高い山は知っていますか?

多くの人が知らないと思います。

北岳」です。知りませんよね。

つまり1番のものに人は強烈に興味をもつのですが、2番以下は持たれないのです。

 

例)一番搾り

 お菓子のホームラン王

 トップ

 地域NO.1

 店長イチオシ

 売り上げNO.1

 

頂上法の作り方

 

①伝えたいコトバを決める

②適した頂上ワードを入れる

 

大きなたこ焼きを頂上法で書いてみましょう。

 

①伝えたいコトバを決める

→ここでは「大きな」とします。

②適した頂上ワードを入れる

→たとえば「日本一」や「県で1番」とは言えなそうだとするなら「原宿で1番」と入れてみましょう。

 

Before  「大きなたこ焼き」

After      「原宿で1番、大きなたこ焼き」

 

☆zekkoutyou

頂上を伝えるのに、リアル頂上と表現頂上があるそうです。

リアルは「●●で1番」

表現頂上とは、「一番搾り」「お菓子のホームラン王」のように頂上を感じる言葉を作る方法。

学校で、「●●名人」「達人」「プロ」「●●キング」などの頂上を表す表現を使って、子どものやる気を引き出す工夫をしているのもこれにあたるのかな~。