「なぜかまわりに助けられる人の心理術」③

メンタリストDaiGo著 宝島新書から続きます。

 

≪相手の「やってあげたい」を引き出す仕掛け≫

 

ステップ1 先手を打つ

ステップ2 相談する

ステップ3 お世辞を言いきる

ステップ4 自分の分担をアピール

ステップ5 曖昧にお願いする

ステップ6 過去を引き合いに出す

ステップ7 急に黙る・目をそらす

 

・ステップ6 過去を引き合いに出す

過去の話をする3つのメリット

 

まず一つめのメリットは、「あなたにしてもらったことを忘れずに、今でも感謝しています」というアピールになるということです。

時間がたってもやってもらったことを忘れていないということは、過去の感謝が本物だったという意味になります。

つまり相手は、「自分がやってあげたことがすごく助けになったから、忘れずに覚えているのだな」と無意識に解釈するわけです。

すると相手は再び「自分が必要とされている」という自己重要感で満たされます。

・・

2つめのメリットは、相手にいつでも「やってあげたとき」の気持ちよさを思い起こさせられるという点です。

アドラー博士は「人間が幸せになる唯一の方法は他者に貢献することだ」と述べています。

何度も言いますが、「やってあげる」ことで人は幸福感を覚えるのです。・・・

そこで「過去を引き合いに出す」というテクニックの登場です。

すると、今この瞬間は何もしてもらっていなくても、「あのときこんなことをしてたよね。ありがとう」と言うだけで、相手の脳には「やってあげた」ときの記憶や感情がよみがえります。

その幸福感を思い出すと、気分がよくなった相手は「またやってあげよう」と思います。

・・・

一度お礼を言ったからもういいや」ということはありません。

挨拶ついでに何度でも言って「やってもらうループ」の土台を整えればいいのです。

☆zekkoutyou

この「過去を引き合いに出す」は面白い!

確かに、これだったら何度でも感謝ができます。

お互いに幸福です。