杉山美奈子著 集英社インターナショナルからの引用です。
「私も好きなので・・・」
相手の側に立った言葉で好感度アップ
・・書店で働くYさんは私の友人。
アルバイトも多い書店では、従業員の入れ替わりが頻繁です。
そんな中で、Yさんは人間関係を結ぶのが上手です。
赴任してきた先輩へのお近づきのあいさつには、「映画がお好きだと聞いています。私も好きなので、よかったら一度お話を聞かせてください。」
「〇〇がお好きだと聞いています」だけでも十分気の利いたあいさつなのに、「私も好きなので」を添えるのがYさんらしさ。・・・
また、あるアルバイトさんを注意するとき、Yさんは「さっきの応対は、めずらしく〇〇さんらしくなかったね」と言ったそうです。
「〇〇さんらしくなかったね」に「めずらしく」の一言が添えられただけで、注意を受けたのに自分への信頼を感じ、張り切るようになったアルバイトさん。
私もYさんと会話するたびに感じます。
「大切にしてもらっているなあ」と。
Yさんは「自分のことばが相手のどう届くか」に心を配れる人で、ことばを発するとき、瞬間的に”相手の側に立ったことば”を探せます。
「またメールするから」は「またメールさせてね」に。
「うまくいくようにがんばってね」も「うまくいくとうれしいね。応援しているね」に。
「自分ならどういわれたらうれしいか」を瞬時に置き換えられるのです。
だからYさんと話すと、誰もがあたたかい気分になります。
☆zekkoutyou
ほんのちょっとの違いで、受ける印象が全然違う!
見習います!