佐藤幸司著 学陽書房 からの引用
≪教師である自分を好きになれ≫
☆心が折れないための心の持ち方とは・・・
①心が折れる前に
公立の小中高校と特別支援学校で中途退職する教員が全国で毎年1万2千人を超え、この5年間では6万七千人に及ぶそうです。(朝日新聞2010年7月20日つけ)
中途退職の理由は人によって様々でしょう。
けれども、その中には、心身ともに疲れ果てて退職を決意した若手教員も少なからず含まれているようです。
仕事というのは第一義的には、生計を立てるため(生きていくため)にするものです。
ですから、どんな仕事であれ、死ぬ思いをしてまで続けることはありません。
生きるために仕事をしているのに、その仕事のせいで命を失ってしまったら、それこそ本末転倒です。
確かに、教師と言う仕事は、楽な仕事ではありません。
楽、ではないけれども、楽しい、仕事です。
「教師になってよかった」
と心から思える瞬間が、必ずやってくるはずです。
②うぬぼれてみよう
その道の「達人」と呼ばれる人だって、かつてはみんなひよっこ(初心者)だったのです。
昔のCMではありませんが、
「みんな悩んで大きくなった」
のです。(若手教員の方はご存じない!?)
まず、教師である自分を好きになりましょう。
教壇は、選ばれし者だけが立てる、最高のステージなのです。
教壇に立ち、子どもたちの前に立ち、「先生」と呼ばれる自分を好きになりましょう。
先生をやっている自分って、けっこうカッコいいよ。
毎日頑張って仕事をしているのですから、心の中でそれぐらいうぬぼれてもバチはあたりません。
子どもや親からの評判など気にしないことです。
歴史上の偉大な芸術家だって、理解されるまでにはずいぶんと時間がかかっているのですから。
ポイント
教師としての自分を認める客観的な目を持つ。
そして、自分を好きになれ。
★zekkoutyou
自分を好きになれ!
うぬぼれてみよう!
賛成です。
自分を好き、自分を大切、にすることが、
他人を好き、他人を大切、にできるための第一歩ではないかと思います。
うぬぼれてみよう・・・私はよく「もっと自画自賛しよう!」と言います。
聴くほうも、うぬぼれと思わないで、「いいね!」って聞いてあげたいですね。