佐藤幸司著 学陽書房 からの引用
≪伝える言葉を豊富に持つ≫
☆言葉を増やすことは、自分の心を豊かにすることである
①言葉がつたえる
子どもたちへの語りかけも、職員会議での提案も、すべて言葉によって行われます。
自分の感情や考えを言葉によって表現しているわけです。
そして、その表現は、自分がもっている言葉をつなぎ合わせてなされています。
語彙が少ないと、話に説得力がなく、多くの人の共感や理解を得るのが難しくなります。
せっかく子どもたちがよい行いをしても
「よかったね」
「がんばったね」
という型通りの言葉しかかけられないのでは、教育のプロとしては寂しいことです。
語彙を豊にするために、日常でできることがいろいろあります。
まずは会話です。
家庭で、職場で、お店で、たくさんの人と会話することで、耳から入ってきた言葉が自然と身に付きます。
もちろん、目から入ってくる言葉もあります。
毎日、新聞に目を通すのも大事です。
新聞記事は限られた紙幅に要点がまとめてかかれてあります。
それから読書です。
文豪の作品に走らなくても、自分が読みやすい文体の作品でいいのです。
自分が読みやすいということは、相手にも伝わりやすい文章表現がたくさん含まれているということなのです。
②言葉のシャワーを
同じことは子どもの世界にも言えます。
会話の少ない家庭。
ゲームのキャラクターを通しての会話が主流となってしまう友達関係。
このような環境で育ってきた子ども達には、「語彙が少ない」という共通点があります。
語彙が少ないから、自分の感情を言葉で表現することができません。
そのため、叩く、蹴る、と暴力的な行為で自分の感情を表してしまうのです。
子ども達には、正しい言葉をシャワーのようにたくさん浴びせてあげましょう。
ポイント
たくさんの言葉にふれる。
その機会を意図的に作る。
★zekkoutyou
>せっかく子どもたちがよい行いをしても
「よかったね」
「がんばったね」
という型通りの言葉しかかけられないのでは、教育のプロとしては寂しいことです。
ぎくっ!!
自分としては、本を読んだり聞いたりはしている方だと思うのですが、語彙力、表現力には自信なし!です・・・。
たぶん、表情やボディーラインゲージの方が伝わっています・・・。