プロの教師のすごい仕事術&整理術
佐藤幸司著 学陽書房 からの引用
≪子どもを信じるチカラをもつ≫
☆教師にとって一番大切なチカラとは?
①信じて待つ
授業中に、子どもたちにある発問をしました。
挙手がありません。
数秒間、沈黙が、流れます。
すると教師は不安になります。
「なんでもいいんだよ」
「思ってことを言ってごらん」
発問の言い換えや追加が子どもたちをさらに混乱させます。
ここは、黙ってまちましょう。
子どもたちは今、一生懸命に考えているのです。
教師にとって長く感じられる沈黙の時間も、実際には長くても1分間程度。
子どもを信じて待ちましょう。
②信じるからこそ
教師にとって一番大切なのは
子どもを信じるチカラをもっているかどうかです。
教師が
「どうせこの子達はだめだろう」
と思っていれば、こどもも、
「どうせ自分はだめだろう」
と思ってしまいます。
教師が
「この子たちも、きっとできるはずだ」
と子どものチカラを信じていれば、こどもも
「自分にもきっとできるはずだ」
という思いを抱き、何かに挑戦していこうとする意欲をもつことでしょう。
担任が子ども達を信じているからこそ、子ども達も担任を信じることができます。
担任している子達はみんま「我が子」なのです。
我が子を信じずして、教育はできません。
この子達ならできる。
そう信じるからこそ、子ども達はその思いにこたえようとするのです。
ポイント
信頼関係は、自分が相手を信じることから生まれる。
★zekkoutyou
教師にとって一番大切なのは
子どもを信じるチカラをもっているかどうかです。
ポイントにもあるように、「自分が相手を信じることから」・・・これが大事だと思います。
特に子どもたちには。
まず、信じる。信じるには理由はいらない、と聞いたことがあります。
〇〇だから、信じる・・。
のではなく、無条件で信じる!
無条件なのだから、「相手が信じてくれているから」ではなく、まず自分から信じる。
こうでありたいと思います。