「子どもを伸ばす『いいね!』の言葉 『ダメ!』な言葉」

教育コンサルタント 河村 都 著 講談社 からの引用

 

子どもを伸ばす「いいね!」の言葉

 

子どものつらい気持ちに寄り添う

「~の」「~だね」は魔法の言葉

 

・「わかってくれている」ことがいちばん大事

 

しくしく・・。えーん。ギャーン。子どもがいつまでも泣き続けていると親もあせってしまう。

とにかく泣き止ませたいと「もう泣かないの!」と叱りつけたり、「どうして泣いているの?お友だちに何かされたの?」と理由をしつこく聞き出そうとしたりしがち。

でも、子どもが一番求めているのはただ一つ。

親の”共感”。

 

「嫌だったよー」と泣いていたら「嫌だったね」

「転んじゃっていたかったよー」と泣いていたら「痛かったの」

それだけで十分。

 

子どもが伝えてきた言葉に「~の」「~だね」という共感の言葉をつけて返すだけで、子どもは「お母さんは気持ちをそのまま受け入れてくれた」と感じて安心する。

 

泣いている理由がわがままであっても、いったん子どもの言葉に共感してからのほうが、親の話をきちんと受け入れる準備ができる。

「~の」「~だね」は魔法の言葉!

 

過剰に反応して「お母さんが解決してあげる!」と泣いている理由を根ほり葉ほり聞くのもよくない。

子どもにとって大事なのはお母さんに気持ちを受け入れてもらうことであって、問題をすぐに解決してもらうことではない。

「何があっても、いつでもお母さんは味方。おうちは安心できる場所だよ」と大きく構えてあげよう。

 

★zekkkoutyou

これも、子育て中の方にぜひ知ってほしいです。

「泣く」ことを許すのは、このことを知っていても難しいことです。

知らないと「泣かない!」と一喝、子どもは感情を表現することは悪いことと思ってしまう可能性もあります。

 

そしてこの共感は、子どもだけでなく夫にも、周りの大人にも有効!

自分を振り返っても、そうですよね、わかってほしいのです、それだけでいいのです。