若手教師のための「超」時間術

大前暁政著 明治図書 参考文献

 

〇短い連絡でも持続的にすることが大切

 

保護者への連絡にも、時間配分の考え方は同じです。

「どの保護者にも少しずつ」時間をとるようにするのです。

1日に最低1人は、その子のよいところを保護者に連絡しながらバランスをとっていくイメージです。

特に意識せず、よいところがあった子だけを報告するようにしていると、報告する子に偏りがでてくることがあります。

この偏りは、子どもとの関わりの多寡を示すものでもあるので、まだ連絡が少ない子と積極的にかかわるようにします。

先にも述べた通り、見過ごしやすいのは、真面目にがんばっている目立たない子、縁の下の力持ち的な存在の子です。

ちなみに、連絡帳を使ったコミュニケーションは、たった1行でもかまいません。色々伝えようとつると分量が増え、そのことが負担になってくるので、手短に伝えるという意識は大切です。

毎日一人に1行の連絡をするだけでも、年間で見ればひとりにつき5回以上は保護者に子どものがんばりや成長の事実がつたえられるはずです。

 

★zekkouyou

毎日、となると大変そうなイメージですが、1行でよいとなればどうでしょうか。

また、これをすることで、教師自身の「よいことみつけ」の力がアップし、信頼関係をつくることに相乗効果をもたらすことが期待できます。