子どもが伸びる「声かけ」の正体

沼田晶弘著 角川新書 からの引用

 

聞き方を変えるだけで会話が広がる

 

親御さんが子どものすべてを知りたいと思うのは、当たり前のことです。

親にとって子どもは唯一無二の存在ですから、学校ではどんなことを学んでいるのだろう、どんな友達をしているのだろうーすべてのことが気になるし、知りたい。

だから、子どもが帰宅すると、家で待っていたお母さんは質問します。

「今日、学校はどうだった?」

 

きっと「おかあさん、あんなことがあって、こんなこともあって、友達のSちゃんがこんなおかしいことをして・・」と話してくれると期待していたら、「別に」「普通」

 

(中略)

そこで、お母さんは学校で担任にこぼすのです。

「うちの子は何も話してくれないんです」

 

ボクはお母さんにこうアドバイスします。

「具体的に聞いてください。今日、どうだった?ではなく、例えば体操着を持って帰ったなら、体育の時間はどんなことをしたの?と聞きましょう。

そうすれば、今日は跳び箱の練習をした。何段跳んだの?というように話が広がっていきますよ」

 

(中略)日記や作文を書かせるとわかるのですが、子どもは特別なことがない限り、書いてはいけないと思っているのです。

だから、具体的に聞いて答えを引き出すやり方が有効なのです。

★zekkoutyou

このアドバイスは保護者にとってありがたいですね!

たぶん、先生方にとっても。

 

「どうだった?」ではなく、具体的に聞いてあげて、たくさん、話してほしいです。