高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ

参考文献 「高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ」

丸山慎弥 著 学陽書房 

 

≪高学年はここをおさえる!言葉かけの超基本≫

④高学年に効果的な言葉かけ③問いかける

 

・「問い」は思考を左右する

「脳は問いを避けられない」と言われている

例えば、「金色の豚は思い浮かびますか?」と聞かれれば、見たことがなくともイメージが浮かんでしまう

思考は、「問い」によって大きく左右される

教師がどのようなことを問うかによって、子どもたちの思考の深まり方が決まってしまうといっても過言でない

それくらい問いかけるということは重要なこと!

 

・教師のメッセージを問いかけの形にする

では、どのようなことを問いかければよいか

教師がつたえたいメッセージを問いのかたちにして投げかけるのも一つ

「〇小の6年生として、どんな学年にしたいか」「運動会を見に来てくれた人たちにどんな顔になってほしい?」など、

伝えたいメッセージを直接伝えるのではなく、問いかけにして伝える

 

・子どもたちのメタ認知力を鍛える

日々の子どもたちの活動を、自分たち自身でみつけさせる機会にも問いかけは有効

自分自身をメタ認知させる

「今日の掃除の自分は4点満点で何点でしたか?」などと問うことを習慣化することでメタ認知力を鍛えることができる

行事指導などでも、教師が伝えたいメッセージを直接話さず、「今日の自分は何点だった?」「あと1点あげるにはどうすればいい?」などと問いかける

 

◎「人生の質は問いに質」と言う言葉もある

どんな問いの中で学校生活を送るのかによって子どもたちの生活は大きく変わる

★zekkoutyou

「自分は何点?」「もっと点を上げるには?」・・・これはよく行事の時に使っていた問いです。

これをするとこちらが言いたいことを言う以上の気づきが出てますし、それを褒めて終われるので、とてもよいです、おススメします!