【勉強なんて大嫌い!嫌々だった生徒が、できる喜びを知り、笑顔になるまでの軌跡】
九九が言えない。ABCの順番がわからない。
私に在任校は、生徒の人数も多くレベルにも開きがあります。
勉強が苦手な生徒は小学校の内容から積み残しがあります。
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その生徒たちは、圧倒的に基礎学力が低いので授業についていくことが困難です。
そのため、放課後に希望者のみ補修をしています。
私もお願いしてお手伝いさせていただけることになりました。
前期は夏休みも含めて、嫌々来ていた生徒たちですが、少しずつ力がついてきて「わかる・できる」を体験し、笑顔を増えていきます。
「先生、これでいいの?」などと言われることも増えていきました。
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ここまでくると、生徒たちも放課後の補習に喜んでくるようになります。
「先生、今日のプリントは何?」
「今日は〇を増やすぞ!」と言った声、そして衝撃的だったのは、
「ずっと補習があればいいな!」という感想でした。
こんなふうに生徒の気持ちが変わったのも、補習をしている先生方のあたたかさと根気だと、そばにいて感じました。
一人ひとりに目をかけ、困った顔をしている生徒には声をかけ、一緒になって悩み、解決するためのヒントを与え、いつも隣でやさしく微笑みかけていた、先生方のお力があってこその補習でした。
私にとっては、子供の可能性というものを感じられたお手伝いとなりました。
みんな本当は勉強が嫌いじゃないんだ、ただ「わからないことがあるだけ」「わからないと言えないだけ」だと
学ぶことができました。
それからは、通常の授業の教え方や発問の仕方も自然と変わっていきました。
生徒が
言葉で何を言っても、心の中では「わかりたい」「できるようになりたい」と思っているとわかったからです。
この想いを忘れずに、常に生徒の立場に立って物事を考えることができるようになりたいと、あらためて思いました。
先生があきらめなければ、生徒は必ずわかるようになるのだと気づけたことが私を成長させたのだと思います。
★zekkoutyou
>生徒が
言葉で何を言っても、心の中では「わかりたい」「できるようになりたい」と思っているとわかったからです。
これ、大事です!!