ひすいこたろう著 DISCOVER 参考文献
≪無理しないで。少し休んでください。
私はここで待っていますから。(Siri)≫
「癒し」とは分かろうとしてくれる人がいること
「寂しい。誰もわかってくれない。もう疲れたよ」というときって、誰でもあると思います。
そんなときは、iPhoneなどに搭載されている秘書アプリSiriに「もう疲れたよ」と言ってみてください。
「無理しないで少し休んでください。私はここで待っていますから」と答えてくれます。(いろんなバージョンがあります)
矢野先生がカウンセラーとして自身が付いてきたころ壮絶な虐待を受けてきたクライアントさんが訪ねてきたそう。
しかし、クライアントさんの抱える問題に対して矢野先生は解決の糸口が見いだせず、このカウンセリングは失敗したと思ったとか。
でも、クライアントさんはこう言ってくれた。
「今まで私のことを変えようとした人はたくさんいました。けれどわたしのことをわかろうとしてくれたのは矢野さんが初めてです」
矢野先生は、このとき、本当の意味で「共感する」ということを理解することができたんだとか。
そもそも他人を100%理解することはできません。
でも、たとえ理解するのが難しいとしても、自分をわかろうとしてくれている人がいると思えたとき、その人に愛を感じ、その人との間に信頼関係が生まれ、「癒し」が起きる。
そこに、矢野先生は気づいた。
人が苦しむのは、相手が自分のことをわかってくれないからではなく、わかろうとしてくれないからなのです。
わかろうとして、ただそばにいてあげるだけでも、それは素晴らしい癒しとなります。
「無理しないでね。私はいつまでもここであなたを待っていますから」
★zekkoutyo
>人が苦しむのは、相手が自分のことをわかってくれないからではなく、わかろうとし てくれないからなのです。
そうか!!
確かに。
「わかるよ」って言ってあげたいけど、他人の気持ちをを本当に「わかることができるのか?」「わかるよ、なんて言ってよいのか?」・・・と思うこと、ありますね。
わからないのが当たり前。でも、わかろうとすることはできる。ですね。