ひすいこたろう著 DISCOVER 参考文献
「前へ。」
≪うしろには夢がない≫
なぜ、僕らの目はうしろについていないんでしょうか?
なぜ、僕らの耳はうしろに向いていないんでしょうか?
なぜ、僕らの鼻はうしろについていないんでしょうか?
前を向いて、目の前の人の話を聞いて、目の前の空気を吸いなさいと、体はあなたに教えてくれている。
体は前向きにいきたがっているのです。
1929年から95歳で亡くなるまで、67年にわたり、明治大学ラグビー部を監督として引っ張り続けた北島忠治さん。
ラグビー部寮が火災で燃えたときは、自宅を売って再建したそうですから、まさに北島さんの人生は、明大ラグビー部と共にありました。
その北島さんが言い続けた言葉が、明治ラグビー部の”精神”になりました。
それが「前へ。」です、
漢字も教えてくれています。
人生の「当たり」は「目の前」にあると。
それが「当たり前」です。
大切なことは前にある。
これが本当の当たり前なんです。
困ってとき、前をよく見て、目の前の人の話をよく聞いて、目の前のことを全身で感じてみてください。
そのうえで自分の感じる方に、一歩前へ。
北島さんはこうも言っていました。
「ボールを持っている人間がリーダーだ」
そう、君の人生、君がリーダーだ。
ボールをもったら躊躇するな。
自分の判断に従え。
逃げたりためらったりしなければ失敗してもかまわない。
それが北島スピリットです。
ちなみに北島さんの臨終の際の最後の言葉は
「明治、前へ・・・」でした。
「ふりむくな ふりむくな うしろには夢がない」 寺山修司(劇作家)
★zekkoutyou
臨終の最後の言葉に、また、感動してしまいました。
逃げたりためらったりしなければ失敗してもかまわない。
この言葉も好きです!