長尾彰著 Gakken 参考文献
≪敵は「倒す」よりも「消し去る」ほうがいい≫
僕には、ライバルがいません。
なぜなら僕は、「無敵」だからです!
・・・このように書いてしまうと、完全に自意識過剰な人ですね。
この「無敵」とは、一般的な意味とされている、あらゆる敵を蹴散らす天下無双の「無敵」ではない。
「そもそも、最初から敵などいないのだ」という考え方。
・・・
ビンス⇒六太
「私にとっての敵は、成果ばかりを追求し、宇宙飛行士の存在を否定するマスコミ、無人機のみの宇宙開発を提唱する科学者や技術者、天文学者。人が宇宙に行ってこその宇宙開発であり、我々の邪魔をするものはすべて敵です」
「君にとっての敵はだれですか?」
六太⇒ビンス
「俺の敵は、だいたい俺です」
ビンスが敵だと指摘した人々も、六太にとっては「みんな宇宙が好きでやっている人々だから、いいんじゃないですかね、仲間ってことで」となる。
六太はとにかくどんな時でも一貫して敵をつくらない。
相手が六太を敵(ライバル)と認識して挑んでくることがあっても、六太はその人をまったく「敵」とみなしていない。
まさに「無敵」!!
私たちは何かうまくいかないことがあると、つい誰かのせいにしたり、環境や時代の生にしたりしがち。
これも一種の「敵」を創り上げる行為。
「俺の敵はだいたい俺です」
うまくいかないときほど、社会や誰かのせいにしがち。
でも、「敵など最初からいない」と
考えたほうが、
より力を発揮できるはず。
外の敵も、自分の中の敵も消し去って、本当の「無敵」を目指しましょう。
★zekkoutyou
この本を読む前にも別の場面で、「敵がいないのが無敵」という言葉に触れ、すごく心にしみました。
そうありたい、と思っていたところに六太をモデルにこの言葉に触れたので、ますます心の深いところに入った気分です。
本当の無敵を目指します♪