「新卒教師時代を生き抜く心得術60~やんちゃを味方につける日々の戦略~」
野中信行著 明治図書 からの引用
言うことを聞かない子ども、歩きまわる子どもへの対応は?
(昨日の続き)
①統率者であることの意識化と指示の一貫性
②通じ合うことの必要性
③早めの相談
②については、少し高度な対応になる。
「言うことを聞かない子」や「歩き回る子」は、事前に前担任などから伝えられているはずである。必ず、前学年でその片鱗を見せているはずである。だから意識して、このような子どもを見ておかねばならない。そしてちょっとでも「善い行い」や「やさしい振る舞い」などをした時には、ほめていくことが必要である。その余裕があるかどうかが課題だ。
その子たちと「通じ合い」ができれば、きちんと席につこうとするし、担任の言うことをきちんと聞けるようになる。
③についは、少しでもクラスが落ち着かなくなった時、早めに初任研単横、学年主任、管理職に相談することが大切。
順番はこの順に。
最初から即教頭や校長に相談に行ったりすると、途中の先生たちはきっと面白くないはず。どうしても相談したいときは、「このことは、教頭先生にも相談しようと思っていますが、いいでしょうか」と断りを得た方がよい。
あえて、このことを書かせてもらったのは、こういう相談で失敗している新卒教師がいっぱいいるからである。事が緊急を要するときには、校長のところへすぐに相談に行くべきである。
★zekkoutyou
>最初から即教頭や校長に相談に行ったりすると、途中の先生たちはきっと面白くないはず。
このような、職員室でもうまくやっていくためのスキルが入っていることも、この本の優れたところです!