西川純著 明治図書 からの引用です。
優れた教師
優れた教師の書いた様々なテクニック本がある。
しかし実際にやってみて効果があまりない場合も少なくないと思う。
優れた教師の書いた指導案通りに授業をやったらうまくいかなかったことも少ないないと思う。
実は、子どもはテクニックや指導案で授業を受けているのではない。
「人」を見て行動しているのだ。
優れた教師は「ぶれない」軸を持っている。
だから、それを軸としたテクニックや指導案に、子どもたちが安心して従うことができる。
ケースごとの言葉がけの本を読んでも、その本を書いた人の「軸」を理解せず、その結果として異質な「軸」の言葉がけをゴチャゴチャにして使えば、子どもは混乱し、従わなくなる。
だから、各論の言葉がけに入る前に、自分自身の一貫する「軸」を持つべきなのだ。
★zekkoutyou
自分自身の一貫する軸を持つ。
これができると強くなれます。
それを持つためには、「優れた教師の書いた様々なテクニック本」を様々読んでみる、やってみることをおすすめします。
同じ先生の様々な著書をまとめて読んだり、研修会に参加したりすれば、その方の「軸」が見えてきます。
それを、繰り返していくことも自分自身の軸をつくる一つの方法かなあと思います。