クラスを動かす指導の技術

「新任3年目までに身につけたい クラスを動かす指導の技術」

大竜著 学陽書房 からの引用

 

子どもがぐんぐん集中する授業の指導の基本

 

授業中、子どもの様子を把握するポイント

 

授業中の子どもの表情や振る舞い、作業へのスピードなどから常に子どもを評価し、指導を工夫しよう。

 

◆クラス全員のうち、何人ならOKなのか

後輩に「クラスの子は発表できてる?」と聞くと、「はい」と答えるので授業を見に行った。

すると、1時間を通して数人の子は発表をしない。

これでよしとするとこの先に何の工夫も生まれない。

常に「クラス全員」を目指すことで教師自身の指導力もあがる。その際には、子どもの状態をもとに考えないといけない。

 

◎子どもを前に集めてみるだけで色々見えてくる。

「机を後にして、黒板の前に集まってごらん」と言って、子どもを集めてみて。

それだけでも、たくさんのことが見える。

クラスの人間関係(男女は固まっていないか、仲良しグループで集まっていないか)は瞬時にわかる。

意欲の高い子は前へ、意欲のない子は後ろに行く傾向が強くなる。

どの授業でも後ろに行くということは、学習以外にも何か問題を抱えているのかも。

体育も音楽もこうして集合すれば、意欲はすぐにわかる。

 

◎叱るのも表情を見て、

何か指導するときに子どもを叱ることがある。

そんな時も、相手が聞いているようであればよいが、あまり聞いていないようであれば、叱っても届かない。

指導法を変えよう。

 

●最適なスピードは

例えば、授業中のノートの書き込みなど、しっかり描いているようだけど、速すぎて雑になっていたりすることがある。

これではだめ。

ただ、ちょうどいいのはどんなスピードか文字では、伝えられません。

教師自身が日々子どもの様子を見ながら指導することが大切。

 

 

★zekkoutyou

 

>叱っても届かない。指導法を変えよう。

 

今日の最大注目ポイントはコレ!

そういう子に限って、教師はしつこく、声を荒げて指導してしまいがち。

これを肝に命じましょう。