『新任3年目までに知っておきたいピンチがチャンスになる「切り返し」の技術』・・・より

今回の参考文献  新任3年目までに知っておきたいピンチがチャンスになる「切り返し」の技術 クラスがまとまる対応術「困った!」から抜け出す50のワザ 松尾英明著 

 

何度言っても聞かないとき     

言ってわかるならとっくによくなっている。自分事になっていない。これを「わかりたい、直したい」と思わせる

 

「前よりよくなっているね!」   

この言葉に根拠や真実はいらない。正確には「よくなっている気がしないでもない」あるいは「頼むからよくなってほしい」でも、「よくなっている!」という断定的な言い方が最も目的に近づくことになる。(ピグマリオン効果)ただし、ほめるポイントはあれこれ直したい中の一つに絞る。

決まった子どもだけが発言するとき 優れた意見を出すことに価値をおかず、どんな意見も認めてなるべくたくさんの子どもが発言できるようにする。

 

「発言しただけで、100点満点。」 

まずは参画させること。質より量。そのためには一人でも多くの発言を求めること。アイディアを出したこと自体に「いいね!」と言い合える関係づくりを

 

暴力行為を繰り返してしまう子ども 自己肯定感が著しく低い。「どうせ私なんか」と思い込んでいるため、周りがすべて敵に見える。「力に対して力」では解決しない。すべての子どもに対して「みんなの安全を守る」「いじめや暴力行為は許さない」と宣言し、できる限りの予防対策を取ったうえで行う。

 

「信じてるよ」          

暴力行為がおきたら「相手へのケア」「何があったのかを聞く」といった通常やるべき諸々の指導をすべて行う。その後、「信じてるよ」と言葉をかける。「あなたは必ず変われる」と断定する。彼らは表面的にはむすっとしているが、実はちゃんと伝わっている。トラブルの際に、暴力をこらえて解決することが一度でもあれば、そこが変化のチャンス。確実にほめる。

 

 ※わが子の悪いところを並び立てる保護者には 教師側の大原則として「どんな場面においても、子どもへの批判や悪口に同意してはいけない」!これは保護者だけでなくあらゆる場面においての大原則。

 

 ※それが○○さんのよさともいえます」 短所は長所で、長所は短所。親のわが子否定はむしろ肯定してほしい深層心理の裏返し。親子ともども肯定してあげて! 

★※は個人面談にご活用ください!親御さんのご苦労にも寄り添えるといい関係がつくれます