ほめる

「未来をキーワードにしよう」(引用:ほめ言葉手帳 2021 菊池省三監修)

 私たち菊池道場には、「未来予想ぼめ」という価値語があります。例えば、「君はきっと~になると思うよ。がんばろうね」とか、「そのことに気をつけていたら、次は~ができるようになるだろうね。楽しみだよ」などといったほめ言葉を、期待を込めて子どもたちにかけるのです。子どもたちの輝く未来を信じているからです。

 誰だって、今のよくないところを指摘されるのは気持ちがよいものではありません。未来志向でいたいものです。「これから」「今後」「将来は」などの「未来」を表す言葉を使った声掛けを、いつも心がけておきたいものです。

 教室では、子どもたちと一緒に「これから」に目を向けたいものです(引用終了)

 

  

☆zekkoutyou

この未来予想ぼめ、は教育心理学でも下のように説明できます。また、教育の鉄人、杉淵鐡良先生も同じように「未来をほめる」と言っています。「ほめるところがない!」なんて思ってしまうとき、この未来ぼめを思い出してください♪

 

ピグマリオン効果

 他者からの期待により、仕事や学習などの能力が通常よりも向上すること。

 人は、期待されたとおりに変わっていく。

「自分は変えられるが、他人は変えられない」はうそ。言葉で他人も変えられる。

 「あなたって、やさしいのね」「あなたならできるよ!」

・・言葉の繰り返しによって、その通りになる。

 逆もしかり。「(君は)いつも忘れ物をするね」「(君は)片付けられないね」などの言葉の繰り返しによって、本当にそのようになってしまう。(ゴーレム効果・負のピグマリオン効果

 だから、たとえまだできていなくても、「そうなってほしい姿」を言おう!「〇〇さんは、やさしい子だね」「〇〇さんは、がんばりやさんだね」

 

 

 子どもたちを信じて、「未来をほめる!」 期待する言葉で、よい魔法をかけてあげてください。