「人間を磨く言葉」

今日の参考文献は、「人間を磨く言葉」鍵山秀三郎著 (PHP研究所)です。

 

三つの幸せ

高橋佳子先生から教えていただいた、幸せになるための、具体的な「三つの幸せ」を紹介します。

 一つ目の幸せは「してもらう幸せ」。赤ちゃんのとき誰もが、おなかが空けば泣いたし、オムツが濡れれば泣きました。するとお母さんが飛んできて、おっぱいを含ませたり、オムツを替えてくれました。そのとき私たちは幸せでした。これが「してもらう幸せ」です。

 二つ目は、自分で「できる幸せ」。字が書けるようになった。一人で自転車に乗れるようになった。サッカーがうまくなった。何でも自分でできるようになると、偉くなった気がして嬉しいものです。これが「できる幸せ」です。

 そして最後は、人に「してあげる幸せ」。人にものを差し上げる。何かして差し上げる。相手の喜びを我が喜びとする。そんな人は人から好かれ頼りにされます。

 「してあげる幸せ」は三つの幸せの中でも最高の幸せです。

 私たちも「してもらう幸せ」から「できる幸せ」へと進み、そして「してあげる幸せ」を味わえる人生を送りたいものです。

 

☆zekkoutyou

私の学校でも「社会に貢献できる社会人をめざして」をビジョンとして掲げています。「人の役に立てる」ということが幸せになることだという考えからです。

「してあげる幸せ」を大人も味わいたいですし、子どもたちにも味わってほしいですね。