今回の参考文献は「実践 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス」前野隆司著 PHP新書です。
以前「教職研修」にも「幸せな学校をつくろう」という特集が組まれており、共感をもって読ませていただいたことを思い出しました。
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ポジティブ心理学は心が普通の状態にある人が、今よりももっといい状態になって幸せになることのできる学問なのです。・・・つまり、幸せは気の持ちようではなく、「どうしたらしあわせになれるのか」が科学的にわかってきたわけです。・・
本書では、ポジティブ心理学を学ぶことでどのように不安やストレスに対処できるのか、どうやって怒りの感情を処理するのか、どうすれば幸せになれるのか、といったことをお話していきたいと考えています。(はじめに より)
幸せの四つの因子
第一因子:「やってみよう!」因子 (自己実現と成長の因子)
・大きな目標をもっていること
・大きな目標と目の前の目標が一致していること
・そのために学習・成長しようとしていることが 幸せにつながっている
第二因子:「ありがとう!」!因子 (つながりと感謝の因子)
・人を喜ばせる
・愛情、感謝、親切
・周りとの安定した関係を目指す因子
第三因子:「なんとかなる!」因子 (前向きと楽観の因子)
・自己実現や成長(第一因子)を目指すにも他者とのつながり(第二因子)をはぐ くむ場合にも楽観的で前向きであることは重要!
・楽観性があれば、多少自己実現や成長、感謝のつながりなどが不足していても、そのうち身に付くだろうと思えて気にならなくなる。
第四因子:「ありのままに!」因子 (独立とあなたらしさの因子)
・他人と自分を比較しない
・自分らしさをはっきり持っている
幸せの要因はたくさんあるが、科学的分析に基づいて、この四つが幸せのカギ。
☆zekkoutyou
なんといっても、すべての子ども達に幸せになってもらいたい!
これは、すべての教職員、または大人の願いです。それに私たち大人も幸せになりたい!
「幸せ」のカギ、子ども達にしっかり持たせたいものです。4つの因子、と言われると目当てがはっきりして、学校でも目指せる気がしてきます。
子どもも、大人も一緒に幸せになれる学校にしていきたいです。