今回の参考文献も、稲盛和夫著 働き方「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 です。
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苦難、成功いずれにしても、私たちは試されているのです。
私も会社に入って、研究に没頭し始めた頃、「自分にはなぜこんなに次々と不幸が襲ってくるのだろう。自分の人生はどうなっていくのだろう」という思いにしばしば襲われたものです。
当時の私は、研究を指導してくれる上司もなく、十分な研究設備もない中、毎日毎日、たった1人で、手探りで研究を続けていたのです。
その頃、私は寂しさ、辛さ、孤独感…そう言うものに襲われると、夜、寮のうらの川の土手にただ1人腰を下ろして、よく空を見上げていたものです。
…私は1人、空を見上げながら、静かに故郷を忍び、両親の事、姉妹のことをに思いを馳せながら、ふるさと等の唱歌や童謡を歌っていました。
そんな私の姿を見て、寮の先輩たちがよく「また稲盛が泣いている」と噂をしたそうです。
しかし、私はつらく苦しい自分の心を癒し、鼓舞していくことに、自分なりの方法で懸命に努めていたのです。
歌い終わった後、寮に帰るときにはもう、私は辛さも孤独も感じていませんでした。明日への希望と勇気を抱いて、明るく朗らかに寮に帰っていったことを今でも覚えています。唱歌や童謡が私に勇気と力を与えてくれたのかもしれません。
苦難がずっと続く事はありません。もちろん幸運のままであることもないでしょう。得意のときにはおごらず、失意の時にもくじけず、日々継続して懸命に働き続けることが何より大切です。
☆zekkoutou
ここを読んでいて、自分が辛かった時を思い出しました。稲盛和夫さんの苦難と並べることなど当然できませんが。
当時、毎朝「Never ,never ,never give up.」と書かれた教育ブログを読んで自分を励まし、通勤していました。
あの時頂いた恩を送りたい。子ども達はもちろん、先生達にも幸せになってもらいたい。そう思って最初のブログ(10年以上前)を始めたことを思い出しました。