「アドラー心理学で変わる学級経営 勇気づけのクラスづくり」⑤

続きです。いよいよタイトルにもある「勇気づけ」の章です。

 

【テクニックとしての勇気づけ】

 

野田俊作氏は、勇気づけのテクニックとして次の10点を挙げています。

①貢献や協力に注目する

②課程を重視する

③既に達成できている成果を指摘する

④失敗をも受け入れる

⑤個人の成長を重視する

⑥相手に判断をゆだねる

⑦肯定的な表現を使う

⑧「私」メッセージを使う

⑨「意見言葉」を使う

⑩感謝し共感する

 

【勇気づけは「あるもの探し」探検】

 

☆zekkoutyou

 

大切なのは、「あるもの探しをするぞ!」という、考え方なのだと思います。

この考え方をもって、ここにあるテクニックを使うと効果があるのではないかと思います。

 教師は、「やること」に過度に感心を払い、「目的」という視点が失われがちであることを赤坂先生は述べておられます。

 勇気づけの目的は、「あるもの探し!」そのためにやることは10のテクニック、を考えると目的を見失わず、心あるものとなっていく気がします。