「100%幸せな1%の人々」②

今回も「100%幸せな1%の人々」からです

 

「色即是空

現象はすべてニュートラル。

それを「幸福」と思うか「不幸」と思うかは

すべてあなたの心しだい

 

・・・

「色即是空」の意味は「形あるもの、目に見えるものは必ず滅するものである、命あるものは必ずなくなるものである。常なるものはない」というのが従来の考え方でした。

「むなしいものである、実体のないものであると思いなさい」というのが「空」の解釈だったのです。

しかし私は、お釈迦様はもう少し違うことが言いたかったのではないかと思っています。

違う意味というのは「空」というのは、無色透明で中立(ニュートラル)である、という意味ではないかということです。

「色」とは評価・論評を加えた現象のことを言うのではないか。

そして「空」とは評価を加えない現象をいうのではないだろうか、と思うようになりました。

たとえば、重い・軽い、大きい・小さい、高い・低い、暑い・寒いなどは、評価・論評を加えた現象であり、

反対に、重さが10kgであるとか、高さが1mであるというが評価を加えていない状態、すなわち空なのではないでしょうか。

「空」とはむなしいものではなく、存在しないと思いなさいというものでもなく、もともと現象として存在するすべてのこと、それがすべて色がついておらず、何も絶対的な意味を持たずそこに存在している、と言う意味で「空」だったのではないかと思うのです。

中立でニュートラルであること、透明であること、色がついていないこと、それが「空」の本当の意味ではなかったでしょうか。

・・・・

私たちの日常生活と言うのは、実は捉え方の違いによって成り立っているのではないでしょうか。

私たちの目の前にある悲しみ、つらさ、苦悩、煩悩というのは、すべてもともとは「空」なのだよ、ということを言っていたような気がします。

「不幸も悲劇も存在しない。そう思う心があるだけ」

と言う意味で、世の中はすべて「空」。

同様に「幸福」と言う現象も存在しない。

それを「幸福」と思うか、「不幸」と思うかは、すべて私の心しだいなのです。

☆zekkoutyou

 話題になっていた「反応しない練習」草薙龍瞬著 KADOKAWA 

(読んではいないのですが・・・)

をなんとなく、思い出しました。

こちらもブッダの教えなので、共通のものがあるように感じました。

 

私は中でも「ニュートラル」という表現が、すっと心に入りました。

まずは、ニュートラルを目指し、

次にそれを幸福と感じられるようになりたいです。