「先生と生徒の心をつなぐNLP理論 子どもの夢を育むために」④

「先生と生徒の心をつなぐNLP理論 子どもの夢を育むために」続きです。

 

≪聴き方のスキル≫

〇子どもの意欲を引き出すために

まず、子どもの意欲を引き出すには、子どもが何を望んでいるのか、何を考え、何を伝えたいのかを聴き取る必要があります。

しかし大人は、聞き取り前に、これはこういうことだなどと憶測をして先に答えを教えてしまいがちです。

しかし、教えてしまう前に、子どもの口から自分の状態を語らせるような聴き方をすることが大事なのです。

ラポールを深める聴き方のスキルとしては

①バックトラッキング

ミラーリング

③ペーシングをしてのリーディング

の3つの方法があります。

 

①バックトラッキング

相手の言っている言葉をそのまま返す。

さらにキーワードを聞き取り、

「こう言っているのね」「これが大事なのね」

という伝え方で返す。

それから

「あなたの言ったのはこういうことなのね」とまとめて返す。

 

ミラーリング

相手の動作に合わせて同時に鏡のように動くことです。

身振り手振りだけでなく姿勢なども合わせます。

それによって、無意識の一体感が生まれ、信頼感が高まります。

 

③ペーシング

ペースを相手に合わせることです。

それは相手に意識を合わせたり、相手の呼吸やテンポ、テンションに合わせることです。

その人の状態をそのまま受け取るのがペーシングです。

それによってこの人は本当に自分のことをわかってくれているという安心感を持ちます。

興奮した人には同じように興奮した口調で応対し、ペーシングでラポールをつくります。

次に徐々にテンポを落として相手を落ち着かせていく。

また、落ち込んでいる人には静かにきき、ゆっくりテンポを合わせ、徐々に励ましていく。これがリーディングです。

・・・・

基本的には相手に共感して、相手のペースに合わせる、そして、相手の行動に合わせる、それができてから相手をより良い状態にリーディングしていくという流れです。

これらは子どもだけでなく、日常の大人の会話にも大切な方法です。

☆zekkoutyou

この3つは心理学を扱ったものや、話し方などの本で紹介されているのをよく目にします。

きっと基本的なスキルなのですね。

②③は身についていないと感じています・・・。