「笑顔で光って輝いて」②

続きです。「笑顔で光って輝いて」小林正観著 実業之日本社からです。

 

≪「すみません」より「ありがとう」

 

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以前に泊三日で金華山に行った時のこと。

そこで、記念写真を撮ろうということになりました。

集合するまで時間がかかるようでしたので、近くを見学し、しばらくしてから戻りました。

すると私がなかなか来なかったせいか、みんなはシーンと静まり返っていました。

あとから聞くと、主催者の方は私がどういう言葉を言うのか、ハラハラしてみていたそうです。

私はみなさんの前に立って、こう言いました。

「皆さん、待っていてくださってありがとう」

そういうと、皆さんが笑って一気に空気が和んだのがわかりました。

主催者の方は「皆さんお待たせしてすみません」と謝ると思っていたそうですが、「ありがとう」という一言で、その場が和んだことにとても驚いていました。

 

「ごめんなさい」「すみません」と謝る言葉は、どうも空気を冷やしてしまうようです。

それに対して「ありがとう」はその場を温める作用があり、お互いに笑顔が生まれ、ほっと和んでいきます。

感謝、笑顔を投げかけると、相手が元気になるだけでなく、自分も元気になります。

自分の口から出る言葉を、常に温める言葉にしてみてはどうでしょう。

 

 

☆zekkoutyou

 つい、「すみません」を多用してしまう自分に気づくことがあります。

でも、言われることを考えると、やはり「ありがとう」がいいですね。

例えば、電車で席を譲ったとき。

「すみません」より「ありがとう」が嬉しい。

「常に温める言葉」ですね。