続きです。「笑顔で光って輝いて」小林正観著 実業之日本社からです。
≪「すみません」より「ありがとう」
・・・・
以前に泊三日で金華山に行った時のこと。
そこで、記念写真を撮ろうということになりました。
集合するまで時間がかかるようでしたので、近くを見学し、しばらくしてから戻りました。
すると私がなかなか来なかったせいか、みんなはシーンと静まり返っていました。
あとから聞くと、主催者の方は私がどういう言葉を言うのか、ハラハラしてみていたそうです。
私はみなさんの前に立って、こう言いました。
「皆さん、待っていてくださってありがとう」
そういうと、皆さんが笑って一気に空気が和んだのがわかりました。
主催者の方は「皆さんお待たせしてすみません」と謝ると思っていたそうですが、「ありがとう」という一言で、その場が和んだことにとても驚いていました。
「ごめんなさい」「すみません」と謝る言葉は、どうも空気を冷やしてしまうようです。
それに対して「ありがとう」はその場を温める作用があり、お互いに笑顔が生まれ、ほっと和んでいきます。
感謝、笑顔を投げかけると、相手が元気になるだけでなく、自分も元気になります。
自分の口から出る言葉を、常に温める言葉にしてみてはどうでしょう。
☆zekkoutyou
つい、「すみません」を多用してしまう自分に気づくことがあります。
でも、言われることを考えると、やはり「ありがとう」がいいですね。
例えば、電車で席を譲ったとき。
「すみません」より「ありがとう」が嬉しい。
「常に温める言葉」ですね。