出口光著 あさ出版からです。
≪言葉が変わると行動も変わる≫
●言葉を行動を条件づける
「言行一致」という熟語があります。
呼んで字のごとく、言うことと行うことが一致しているという意味です。
行動を変える言葉には、言行一致のパワーが宿ります。
行動を変えたいときには、まず言葉にしましょう。
自分自身に、言葉をかけてください。
言葉を発して、行動を変えるのです。
「眠いし、面倒だし、勉強するのは嫌だな」というときは、「いまから勉強をしよう!」と言葉にして自分に言います。
そして頑張って勉強してください。
勉強したら、「よくやったね!」と、言葉で自分を褒めるのです。
営業周りをしていて、「今日はもうこれくらいでいいかな」と思ったときは、「あと2軒だけ回ろう!」と言葉にするのです。
そして実行したら、「よくがんばったね!」と自分を褒めます。
「よくやったね!」「がんばったね!」と「もう一人の自分」にほめられることが習慣になると、だんだんとあなた自身の意思で勉強をし、少しでもたくさん営業回りをするようになります。
これが言葉で行動を変えるということです。
このように練習を重ねると、自分の言葉で自分の行動を変えることができるようになります。
これは、私が米国の大学院で研究をしていた行動分析学で、「オペラント条件付け」と呼ぶ行為にあたります。
行動の結果に対して、褒めたり叱ったりすると、その後の行動が変わるのです。
☆zekkoutyou
自分がこれからやることを口に出して言い、それを確実に実行することで、自分自身に対する(失った)信頼感を取り戻すことができる、というのを読んだことがあります。
「勉強しようっと」と言って、勉強をし、そして、自分を褒める!
「褒める」まであることで、一層自分の行動を変える力になりそうですね!