「心。」②

稲盛和夫著 サンマーク出版 からの引用です。

 

≪人生の目的は心を磨き、他に尽くすこと≫

 

そしてもう一つ、人生の目的をあげるとすれば、人のため、世の中のために尽くすこと。

すなわち「利他の心」で生きることです。

自らの欲得を抑え、優しい思いやりの心でもって、他のために尽くす。

それもまた、私たちが命を与えられた大切な意味だといえるでしょう。

心を高めること、そして「利他の心」で生きることーこの二つは一体かつ不可分で、他のために尽くすことによってこそ心は研磨され、また美しい心をもつからこそ、世のため人のために働くことができるのです。

自分の思いや振る舞い、行いを省みることによって、利他とエゴに満ちた悪しき我をできるだけ抑え、利他と思いやりにあふれたよき我をできる限り発現させていく。

そのことが魂を磨き、心を高めることにつながります。

そしてそれによって人格が陶冶され、人生はさらにすばらしく、豊かなものになっていくのです。

どんな人でも、この世に生を受けたかぎりは幸せになる権利があります。それどころか、幸せになることが私たちの生きる義務であろうとすら思っています。

美しい利他の心をもって、世のため、人のために力を注ぐとき、私たちの人間性は磨かれ、幸福や充実がもたらされ、その人生もより深い意義と価値あるものになっていくのです。

すべては、心に始まり、心に終わる・・・・それこそが、私が歩んできた八十余年の人生体得してきた至上の知恵であり、よりよく生きるために究極の極意でもあります。

 

☆zekkoutyou

>すべては、心に始まり、心に終わる・・・・それこそが、私が歩んできた八十余年の人生体得してきた至上の知恵であり、よりよく生きるために究極の極意でもあります。

 

稲盛氏という大人物の究極の極意を知ることができること。

こんなすごいことができるのが、本の素晴らしさですね。