辻秀一著 池田書店 (メンタルトレーナーが教える「子どもが伸びるスポーツの声かけ」子どもの心を整える36の言葉)からです。
≪人間のパフォーマンスは
「何を」「どんな心で」やるかでできている≫
●心の状態はご機嫌と不機嫌の二つだけ
スポーツに限らず、人間のパフォーマンスはすべて「何を」、「どんな心で」やるかでできています。
「何を」は行動の内容です。
たとえば、野球の練習であればバッティング練習だったり、サッカーの試合であれば得点を決めるといった、プレイの部分にあたります。
「どんな心で」はそのときの心の状態のことです。
例えば、楽しいと感じて練習したり、イライラしながら試合をしたり・・・。
人間の喜怒哀楽の部分と言っていいでしょう。
当然、心の状態はそのときによってさまざまです。
けれども、私のメソッドでは、これをシンプルにとらえています。
心の状態は、
”ご機嫌”か”不機嫌”かのどちらかだけ。
大きく分けて、この二つに分けられると考えているのです。
・・・・人間の心は常に同じ状態ではありません。
人間の心はもともと乱れやすい性質をもっているので、ささいなことでご機嫌に傾いたり、不機嫌に傾いたりするのです。・・・・
心は乱れやすい性質をもっているのですから、ちょっとしたことで変化するのは当たり前。
人間の心はご機嫌と不機嫌の間を行ったり来たりしているものなのです。
ですから、心の状態に優劣はなく、良い、悪い、正しい、正しくないもにあ。
例えば、”うれしい”がよくて、”むかつく”が悪いというこはありません。
どちらも人間としてごく自然な心の状態なのです。
☆zekkoutyou
辻秀一氏は、「スラムダンク勝利学」の著者です。
講演もお聞きしたことがあって、とても共感でき、学びがありました。
この本は「子どもが伸びる」声掛けを、とっても具体的な場面ごとに教えてくれます。
すごく具体的であると同時に、どの声掛けにも共通の芯があってとてもわかりやすいです。
続けて、具体を紹介していきます。