「子どもが伸びるスポーツの声かけ」②

辻秀一著 池田書店 から続きです。

 

≪ほとんどの問題はスムーズな心の切り替えで解決できる≫

 

〇人間の心の状態にはフローとノンフローがある

 

・ご機嫌=フロー状態

気分よく、楽しく、充実感を得られている状態。

夢中になって目の前のことに集中かつリラックスし、自分の力を発揮できている状態

・不機嫌=ノンフロー状態

落ち込んだり、イライラしたり、心が乱れている状態。

心がゆらぎ、とらわれ、自分らしい力を発揮できていない状態。

・・・

 

このフローとノンフローは完全にどちらかに分けられるものではなく、少しノンフローのように、その度合いは異なります。

また、心がノンフロー状態になることは、人間の自然な心の動きですから、悪いことではありません。

 

ただし、スポーツをはじめ、何をしていても、そのパフォーマンスが高いのはフロー状態。

フロー状態でなければ、うまくいくものもうまくいきません。

・・・

このフロー状態にするために必要なのが、脳を正しく働かせることです。

この心を整える脳の機能を私は、”ライフスキル”と呼んでいます。

ライフスキルは脳の機能であり、習慣ですから、日常や人生を通して磨いていくこととなります。

 

☆zekkoutyou

私が、「上機嫌」にこだわるのはこの教えがもとにあったからかもしれない・・・と改めて感じました。

先生方はもともと、情熱のある方ばかりなので、あとは「ご機嫌」でいてくれたら高いパフォーマンスを出せる、と思うのです。