辻秀一著 池田書店 続きです。
≪声かけはやるべきことの”指示”と
心を励ます”支援””のバランスが大切≫
よかれと思った声かけが子どもの心に届かない・・・
なぜ、このようなことになってしまうのでしょうか?
ほとんどのケースで理由は共通しています。
子どもへの声かけの中身が”指示”に偏ってしまっているのです。
指示の声かけとは、例えば「しっかりシュートを決めなさい」「チームに迷惑をかけないよう、ミスしないようにね」・・・といったプレイややることなど。
行動に関するものばかりになっているのです。
人間のパフォーマンスは「何を」「どんな心で」やるかで構成されていますが、
「何を」の部分の声かけだけになっていて、「どんな心で」という心の面についての配慮がないのです。
それは心の存在を大事にできていないので、心の面の声かけがおろそかになっているからだと言えるでしょう。
・・・
声かけは、やるべきことについての指示の声かけと、心を励ます支援の声かけのバランスが大切なのに、それが崩れてしまっているからです。
☆zekkoutyou
≪声かけはやるべきことの”指示”と
心を励ます”支援””のバランスが大切≫
「辻式はスポーツに限らず、あらゆる場面で活用できる」、
と本書にあります。
まったく、その通りだと思います。
やるべきことの指示と心を励ます支援のバランス!
つい、指示だけを与えて、それをやるのが当然のように思ってしまう。
学校の指導でも、活用できるとても大切なメソッドです。