児玉光雄著 秀和システムから。続きます。
プロサッカー選手 堂安律
≪逆転思考が逆境を克服してくれる≫
「うまくいかなくても挫けずにやろう」という意識は、プロ選手として当然のこと。
止まったら終わりなんでね。
失敗しても続ければ、何か見えてくると思ってやっています。
暗闇の中にいても、光を探し続ける。
大事なことですよ。
(フローニンゲンに移籍した当初振るわなかった時代をことを振り返って語った言葉)
逆境耐性は一流のアスリートの共通点。
2019年1月から5月で堂安はこう語っている。
「暗闇というのは、何も見えない状態を言うのでね。
大事なことは努力を続けること。
腹をくくってやるしかない。(中略)
結局、メンタル的なことが大きいですよ。
技術だけじゃないと思います。」
(Websportiva 2019.12.27)
目の前の状況に過剰反応してはならない。
たぶん堂安は「逆転思考」のできる数少ないアスリートである。
「逆転思考」とは、結果でなく行動を主体として考えること。
例えば、並のアスリートは結果を主役にして行動をわき役にしてしまう。
だから、「どうせ次の試合は結果が出せないから練習に身が入らない」と考えてしまう。
一方、堂安のような一流のアスリートは、
「行動が主役であり、結果はあくまでもわき役にすぎない。
だから、練習に打ち込めば必ず結果が出る」
と考えることができる。
「疲れているから運動するのはよそう」ではなく、
「運動すれば疲れないからだを手に入れることができる」と考えてみよう。
あるいは、「仕事が面白くないからやる気が起きない」ではなく、
「やる気を出せば、どんな作業も面白くなる」と考えてみよう。
これこそ「逆転思考」そのものなのである。
☆zekkoutyou
>行動が主役であり、結果はあくまでもわき役にすぎない。
結果はわき役、そう考えられると行動すること、その質を高めることができそうです。