「気の利く大人のひと言目」②

齋藤孝著 東洋経済新報社から引用です。

 

CHAPTER1 つながる&深まるひと言目

 

≪どんな言葉も「確かに」と一度は受け取ろう≫

 

→「でも」や「そうはいっても」といった接続詞は、相手の不必要な悪印象を与えてしまう危険あり。

 

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実は今、「でも」「いや、でも」と言うのが口癖になっている人がとても増えているのです。

あるとき、あまりにも「いや、でも」が口癖になっている人がいたので、

「人間というのは素直さが大事だから、あまり否定から入るのはよくないよ」と言ったことがあるのです。

そのときの返しの一言も「いや、でも」だったという、まさにコントのような会話になったことがありました。

 

相手の発言を受けて、「でも」と話し始めるというのは、パスというよりも、味方のゴールに向かってシュートを打ち込むオウンゴールのようなものです。

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「でも」というひと言目には、「私の考え方はあなたとは違う」というアピールが含まれています。

そのため、「でも」という逆接の接続詞をつかっていまうと、反抗の意思表示をしたという意味に取られかねないのです。

実際、「でも」というひと言目をよく使う人の心理にあるのは、自己防衛意識です。

人は相手から攻め込まれるのが嫌なときや、相手に支配されたくないときに、「でも」「そうは言っても」「とはいえ」といった逆接の接続詞を使うのです。

 

「でも」が口癖になっている人は相手の言葉を「でも」と叩き返すのではなく、

「確かにね」とか「なるほどね」と、いったん受け取ってみる練習をしてみてください。

 

☆zekkoutyou

 

>相手の言葉を「でも」と叩き返す・・・

 

この表現にうなりました。

たしかに、「でも」は叩き返された気持ちがします。

気をつけねば!