西野宏明著 明治図書からの引用です。
■成功追求の具体例
全体の成果について尋ねる
たとえば運動会で技が成功したとき。
「今日、初めてあの技が成功できたね。すごくうれしいよね。君たちのすばらしさをさらに広げ高めたいから聞く。どうして成功できたの?」
たとえば、給食準備が素早く終わったとき。
「すごく速いね!しかも丁寧!みんながこんなに素早く、しかも丁寧にできたのはなんで?何がよかったんだろう?」
いずれの場合も、意見を発表させます。
意見を列挙したあと、「特にこれがあったからこそできた!というのはどれかな」と絞り込みます。
さらに自分たちのよさを振り返り、深めるのでとても楽しいです。
「そうか、みんなは~だから、こんなによくできたんだ。これからも~~を大事にして、がんばっていこうね!」
これだけで学級が大きくまとまるはずです。
特定の子のよさを掘り下げる
「〇〇さんは、いつも漢字が丁寧。どんな力があるから、そんなに継続して丁寧に書くことができるのだろう?」
「〇〇さんは、発表がよくできるようになってきた。〇〇さんが変わったのじゃ、〇〇さんの心の中心に何が生まれたからだと思う?あるものがあなたの中に生まれたから、発表ができるようになった。それは何だろう?」
学級全員が愛されている学級であれば、次のような問いかけもできます。
「〇〇君は、4年生になってガラッと変わった。みんな、それはどうしてだと思う?〇〇君に教えてあげて」
日記の課題として与えることもあります。
「自分が成長しているのはどうしてか。理由をたくさん書こう」
□わずかな成長を見逃さない教師の目、意識、姿勢が必要
□成功の追求でよく出る(核となる)言葉を掲示するのも効果大
☆zekkkoutyou
この本は68のワザが紹介されているのですが、どれもこれもとても参考になります!
職員図書用に購入してもらおうかしら?