小倉広著 日経BP出版からの引用です。
≪6 自分の失敗を恐れること、他者の失敗を責めることをやめる≫
「失敗とは何か」
「不完全さを認める勇気をもつ」
「不完全さを認める勇気を持て」とは、アドラー心理学を体系化したルドルフ・ドライカースの言葉です。
この言葉は実に含蓄のある言葉だと私は思います。
心理学の重要なキーワードに一つに「自己受容」というものがあります。
これは
「欠点も含めた、ありのままの自分を受け入れて認めること」です。
言葉にするのは簡単ですが、実行するのはとても難しいものです。
なぜならば、私たちは自らの欠点をたくさん抱え、常にそれを突き付けられてしまうからです。・・・・
そしてそのたびに自分を責めてしまうのです。
あんなことをしなければよかった、自分はなんてダメな人間なのだろう、と。
しかし、私はアドラー心理学を学んでから、そんな自分に次のような声をかけるようにしています。
「不完全さを認める勇気をもとう。自分は所詮不完全。失敗もするさ」と。
過去を悔い改めることをやめて未来へ向かうようにしています。
そうすることで、コミュニケーションを少しずつ改善していく勇気を手にしているのです。
「自分を許せば他人を許せる」
「気にしなくていいですよ。私も失敗だらけなのです。人に迷惑をかけ、傷つけています。だから気にしないでください。それよりも、これからでも可能な挽回策を一緒に考えましょう!」
自分を許せば相手を許せる。
そして相手を許した時に、コミュニケーションが劇的に改善する。
適切な距離感でコミュニケーションを改善するための6つ目の重要な考え方です。
☆zekkkoutyou
私はとにかく失敗が多い人間なので、これはとても響きました!
私の合言葉は「ま、いっか」(笑) です。