「アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学」⑦

小倉広著 日経BP出版からの引用です。

 

≪6 自分の失敗を恐れること、他者の失敗を責めることをやめる≫

「失敗とは何か」

「不完全さを認める勇気をもつ」

 

「不完全さを認める勇気を持て」とは、アドラー心理学を体系化したルドルフ・ドライカースの言葉です。

この言葉は実に含蓄のある言葉だと私は思います。

心理学の重要なキーワードに一つに「自己受容」というものがあります。

これは

「欠点も含めた、ありのままの自分を受け入れて認めること」です。

言葉にするのは簡単ですが、実行するのはとても難しいものです。

なぜならば、私たちは自らの欠点をたくさん抱え、常にそれを突き付けられてしまうからです。・・・・

そしてそのたびに自分を責めてしまうのです。

あんなことをしなければよかった、自分はなんてダメな人間なのだろう、と。

しかし、私はアドラー心理学を学んでから、そんな自分に次のような声をかけるようにしています。

「不完全さを認める勇気をもとう。自分は所詮不完全。失敗もするさ」と。

過去を悔い改めることをやめて未来へ向かうようにしています。

そうすることで、コミュニケーションを少しずつ改善していく勇気を手にしているのです。

 

「自分を許せば他人を許せる」

「気にしなくていいですよ。私も失敗だらけなのです。人に迷惑をかけ、傷つけています。だから気にしないでください。それよりも、これからでも可能な挽回策を一緒に考えましょう!」

自分を許せば相手を許せる。

そして相手を許した時に、コミュニケーションが劇的に改善する。

適切な距離感でコミュニケーションを改善するための6つ目の重要な考え方です。

 

☆zekkkoutyou

私はとにかく失敗が多い人間なので、これはとても響きました!

私の合言葉は「ま、いっか」(笑)  です。