「すぐ試したくなる!実践 心理学大全」

おもしろ心理学会(編) 青春出版社からの引用です。

 

≪上機嫌のふりをしているだけで、本当に上機嫌になる≫

 

心と体は表裏一体と言われるが、実際に心が不調のときは体も何かしら異変が表れやすく、体の調子が悪いときは、なかなか元気もでてこない。

これは、心の動きを操作できることを示している。

メンタルトレーナーのO氏は、心と体に一体性を説く。

 

「スポーツではよく大声を出したり、掛け声をかけたりするでしょう。

あれは意味のない行為ではありません。

声を出すことによって、気合をいれたり、気持ちを引き締めたりすることができるんです」

 

ということは落ち込んだ気持ちを引き上げることもできると?

 

「もちろんです。

気分が落ちてどうしようもないときは、わざと快活にふるまってください。

不思議と気分も晴れてきますから」

 

でも落ち込んだときに明るく振舞うなんてできるかなあ?

 

「ふりでいいんですよ。

上機嫌なふりをするんです。

わざと笑ったり、明るい表情をつくったり。

もちろん、はじめはぎことなくて違和感があるでしょうが、それでもいいんです。

それを続けていると、気持ちの明るさを取り戻せるんですよ」

 

気持ちが落ち込んでいるときに、暗い表情でため息ばかりついていると、ますます気分は沈んでいく。

マイナスの気持ちにマイナスの気分を重ね合わせて、マイナスのスパイラルになってしまうのだ。

そういう状態になるのを食い止めるために、わざと明るく振舞うのである。

明るい行動を意識的にとるというのは、自己暗示を強化する効果もある。

快活にふるまうことで

「自分はこんなことぐらいでは落ち込まない」

「これぐらい何でもない」という暗示を自分自身に信じ込ませるのである。

そんなことで本当に気分が晴れるかと思うかもしれません。

でも、落ち込んだときにスポーツなどをして体を動かすと、悩んでいることが馬鹿らしくなったりしませんか?

苦しいからこそ、快活に、軽快に体を動かして上機嫌にふるまうべきなんです。

 

気持ちがマイナスなら、行動はプラスへーそれが気分アップのコツである。

 

☆zekkoutyou

 

「上機嫌」が一つのテーマである私なので、まずはこのページを選択。

「ふり」でもいいんだそうです!