「すぐ試したくなる!実践 心理学大全」②

面白心理学会編 青春出版社からの引用です。

 

≪反省の棚上げでマイナス思考とさよなら≫

 

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どうしてクヨクヨしてしまうのかというと、反省のしすぎに問題があるという。

要するに、あまりにも完全を求めすぎる気持ちが、かえって失敗に対する過度な怯えをうんでいるというのだ。

 

日本人で二人めのフィールズ賞(数学界のノーベル賞と言われる)を受賞した数学者・広中祐氏も、反省しすぎることの弊害について述べている。

 

「子どもは溌剌としているのに、歳をとるにつれてしょんぼりしてしまう。

それは、すぐに反省するからだ。

反省は自分のエネルギーを打ち消してしまう。」

 

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失敗したら、とりあえず「考えることをやめ、保留しておこう」と自分自身に暗示をかけるのである。

反省をしないのではない。

現段階では棚上げしておくということだ。

棚上げした反省は、時間がたつと忘れていきそうだ。

それでいいのである。

忘れてしまうような反省は、もともとする必要のなかった反省だ。

棚上げしても、ずっと心の片隅にくすぶり続けている反省は、今後の糧となる貴重な反省である。

教訓として胸に刻んでおけばいい。

 

「やる気を高めてくれるのがいい反省、次に一歩を踏み出すことをためらわせるような反省は、実はしなくてもいい反省なんですね。

反省するんだったら、クヨクヨばかりすることを反省したほうがいい」

 

☆zekkoutyou

 

私の尊敬する野中信行先生の著著「野中信行のブログ教師塾」の中に、

 

「悩むな、反省するな、次が大切だ!」

 

と言う言葉があります。

これは、校長だよりに引用して、職員に共有しました。

今回の記事はこの考えを強化してくれました。