子どもが幸せになることば

医師・臨床心理士 田中茂樹 著 ダイヤモンド社

 

≪子どもに自信をつけさせたいとき・・≫

 

言いがちなことば△

「そんなすごいことができて、すばらしい」

 

信じることば〇

「今のままですばらしい」

 

根拠のある自信と、根拠のない自信、どちらがより強力か。

それは明らかに、根拠のない自信の方。

 

根拠のある自信は根拠となる事実がなくなれば消えてしまう。

何かが達成できなかったり、失敗すると消えてしまう。

根拠のない自信は予感や信念のようなもの。

 

いろいろな困難を抱えていて、ちょっと大変そうだと思う状況にあっても、どこかのんきで、幸せそうで、他人にも親切で、やさしくできる人は楽観的。

 

子どもはもともと楽観的。

その楽観性を失わないように関わることで

「理由はないけど、いいことがあるような気がする」心の根っこの部分を育てることができる。

 

そのような心の根っこを育てるためには、大人から見た成功体験を与えるなどの方法ではなく、そのままの子どもを受け入れるという、ある意味簡単だけれど、実は勇気と根気のいる向かい合い方が決め手!

 

根拠のない楽観性。

根拠のない自信。

これらは、子どもが大人になったとき、うつや自殺からも守ってくれる、とても大切なもの。

★zekkoutyou

「理由はないけど、いいことがあるような気がする」心の根っこの部分を育てることができる。

その方法は「そのままの子どもを受け入れること!」

 

シンプルですが、難しい。

でも子どもの幸せのために、そう努めたいです。