誰でも成功する児童の叱り方のキーポイント

中嶋郁雄著 学陽書房 参考文献

 

以前にも参考にさせていただいた本です。

今、自分が気になっていることを選んで引用します。

 

≪「人」ではなく「行い」を叱る≫

 

「願い」があるか確認する

「罪を憎んで人を憎まず」ということわざがある。

子どもを叱る場合にも同じことが言える。

子どもの過ちは過ちとして叱るべきだが、その子自身を責めるべきではない。

「行いを叱る」ということの裏には、

「この行いはよくないことだ。しっかり反省して、正していくように努力することで君は成長する」

という願いが込められている。

 

子どもを叱るときに、子どもの成長を願う気もちがあるかどうかを常に確認しておきたい。

子どもの成長を願う気持ちがないのであれば、叱る必要はないし、叱らない方が良い場合も多い。

 

子どもの行いが気に入らないということだけで叱ってはいないだろうか。

もしそうだとすれば、それは、子どもの人格を否定した叱り方になっている可能性があると考えられる。

 

言ってはならない言葉 行いではなく人を責める言葉!

 

行いを叱ることは子どもを認めること

「行いを叱る」ように心がけることにより、叱り方はあさっりとしたものになる。

そして、子ども自身に反省を促す叱り方ができるようになっていくものである。

「人間は失敗もする。しかし、それを反省することが大切だ。今回の失敗を生かして向上しようと心がけなさい。あなたは必ず向上できるから」

子どもを信用しているからこそ、叱るのである。

「行いを叱る」ことは、子どもとの信頼関係を築くための大切な基礎である。

 

★zekkoutyou

「人ではなく行いを叱る」

これは、本当に肝に命じたいことです。

そして、子どもだけでなく大人同士の関係でも全く同じです。

 

人格を傷つけず、行為について指導や意見する、

そういうちゃんとした大人でなければ!!