赤坂真二著 日本標準 参考文献
5 教室での具現化にあたって ②
頑固さと明るさとあたたかさ
学級に新たな働きかけをするわけですから、容易に妥協しない「頑固さ」が必要なことはご理解いただけるでしょう。
たとえば「人の話を最後まで聞く」ということを指導したとします。
もし、他の子どもの発言をさえぎって話す子どもがいたときに、それを許したり見過ごしたりしたら、誰もそのルールを守らなくなります。
頑固なまでの毅然とした態度が必要です。
「頑固さ」なんて書くと、厳しい冷たいイメージを持たれるかもしれませんが、厳しく冷たい教師には今どきの子どもはついてきません。
明るいトーンの指導が必要です。
子どもに真剣に語り聞かせることはとても大事なことですが、それだけではどんなに正しいことを言っても、子どもは堅苦しさや息苦しさを感じてしまいます。
いや、教師の言っていることが正論であればあるほど、子どもはつらくなってしまうかもしれません。
だから明るいトーンで指導することが大事です。
ときにはお笑いを交えたり、キャラクターグッズを用いたりして、子どもが笑顔になれるような仕掛けをしていくことがとても大事です。
特にルールなどの指導では、それを守るとどのような良いことがあるのかを考えさせたり、体験させたりして、重苦しい指導にならないようにすることが有効です。
★zekkoutyou
毅然と、しかし明るく!!
簡単そうでむずかしい・・・。
だからこそ、意識していかないと身につかないワザですね。
毅然と、しかし明るく!! ですね。