私が1番受けたいココロの授業
比田井和孝 比田井美恵 著 ごま書房 からの引用
≪目的がどれだけ大切か≫
夢を実現するためには、とっても大切なことがあります。
それは目的です。
目的と目標、一見、この言葉は似ていますよね。
でも同じじゃないですよね。
「目的」っていうのは、「何のために」
「目標」っていうのは、「何を目指す」です。
例えば
1いい大学に入るために(=目的)、成績で1番を取る(=目標)
2甲子園に行くために(=目的)、毎日800回素振りをする(=目標)
4 人の命を救うために(=目的)、消防士になる(=目標)
5人の役にたつために(=目的)、就職する(=目標)
さて、この中には目的の立て方として、良いものと良くないものがあります。
・・・
この違いを簡単に言うと、上の2つには終わりがあるんです。
大学に入ることが目的だったら、大学に入ってしまったら目的は達成されて終わってしまいますから。
次の2つの目的には終わりがないんです。
いい目的は、ベクトルなんです。・・・ベクトルってやじるしのことです。
目標は、ゴールです。
ゴールっていってもさいしゅのゴールではありません。
中間のゴール・チェックポイントです。
そこで終わりじゃないんです。
良い目的には終わりがないんです。
目的はベクトル・・・矢印ですから、方向です。
方向には終わりがないんです。
「人の役に立つ」という目的で考えれば、「人の役に立つ」という方向に進む中で、こういう勉強をしよう、こんな大学にいこう、こういうところに就職しよう、こんな仕事をしようというのはすべて目標であって、その矢印(目的)の途中にあるチェックポイントでしかないんですね。
・・・・
ということで、目的「何のために」、とても大事です。
悩んでいても、「何のためにこれをやっているんだ」って考えると、一気に答えが出たりすることがありますから。
★zekkoutyou
私は以前、野口芳宏先生の講座で、この「目的と目標の違い」を教わりました。
野口先生は「目的=的」。
そこに至るまでの「しるべ」が目標なのだ。
的が定まっていなければ、大海の上で行先もなく必死にこいでいるようなものだ、と言う話でした。(遠い記憶なので定かではありませんが・・)
それを聞いてからは、たえず、「的」「行先」を意識するように心がけました。
そうすると、
>悩んでいても、「何のためにこれをやっているんだ」って考えると、一気に答えが出たりすることがありますから。
ということ、たしかでした。