「学級立て直しガイド」

高本英樹著 明治図書 参考文献

 

ヒドゥンカリキュラムとは

 

「ヒドゥンカリキュラム」とは「隠れたカリキュラム」のこと。

教育する側が、意図する、意図しないにかかわらず、学校生活を営む中で、子ども自らが学び取っていくすべての事柄を示す。

 

プラスとマイナスのヒドゥンカリキュラム

 

プラスに働くヒドゥンカリキュラム

・「常に笑顔で過ごす」

教師がいつも笑顔だと、それだけで子どもは安心感を覚え、学級の雰囲気が明るくなる。

・「授業の開始と終了時刻を守る」

優秀な教師は授業開始に遅れない。終了時刻がくるとすぐさま授業を終え、延長しない。こうすることで、子どもは時間を大切にしようと考えたり、時刻を守ろうとしたりする。

他には

・服装に気をつける

・教室をきれいにする

・空気を入れ替える

・ロッカーを整理整頓する

・子どもの失敗をフォローする

・ユーモアを持つ

・子どもの目を見て話す

 

 

マイナスのヒドゥンカリキュラム

・子どもをからかう

・自分の失敗をごまかす

・言うことがすぐに変わる

・皮肉を言う

・机の上が汚い

 

ポイント

笑顔あふれる教室になってほしい。

ルールを守る教室になってほしい。

そんな願いを教師が体現しているか、日々の行動をチェックしてみよう。

 

★zekkoutyou

マイナスのヒドゥンカリキュラムの中でも、私は「皮肉を言う」が特に気になります。

皮肉を素直に受け止められる人なんています?

指導は、相手に受け入れられてこそ。

皮肉で指導はできないと私は思います。