「THE 教師力アップ」
堀裕嗣編 「THE 教師力」編集委員会著 明治図書からの引用
見る力を鍛える (池田修氏)
1 子どもを見る
子どものどこを見るか。
子どもの事実、子どもからの違和感、子どもの願いを見る。
子どもの事実とは、簡単に言えば言動。
事実の積み重ねから子どもを見る。
子どもの違和感を見るとは、昨日との比較である。
ぱっと見て違いを感じる。
言語化できなくてよい。
えっ?と思うか思わないかである。
えっ?と思った子どもについては、さらに
何?なぜ?本当?と掘り下げてみていく。
またはほかの教師に確認してみる。
子どもの願いを見るとは、子どもがどういう自分になりたいのかを見るということ。
「わからない、出来ない」と言う発言は、「わかりたい、できるようになりたい」という発言とみる。
子ども自身が理想に描いている自分と今の子どもの様子の両方とも理解すること。
★zekkoutyou
この「教師力」シリーズはコンパクトで、内容ずっしり。
大事なことしか書いていない、という印象の本です。
子どもを見る、誰もが使う言葉ですが、このように明確に「子ども見るとは?」について教えてくれます。