子どもはみんな「地域の学校」に行きたい!
教職研修 2023年12月号 木村素子のみんなに伝えたい「ことば」からの引用です。
小・中「不登校」29万9048人過去最高
子どもの数は減少しているにも関わらず、この残念な子どもの事実をどう受け止める?
「不登校」は学校の当たり前ではない。
苦しんでいる子どもに「不登校」という失礼極まりない言葉を突き付け、特例校や受け皿をどれだけつくっても「過去最多」は増加するばかり。
地域の子どもが「地域の学校」に行きたいのはあたりまえ。
行きたいけど行けないのだ。
大人の言うことを聞け、校則を守れ、勝手なことをするな、普通のことぐらいできるようになれなど、自分のありのままを出して自分らしく学べないのが学校になっていないか。
学校に合わせないといけないのだ。
理不尽なことを我慢する力をつけるのが学校ではない。
理不尽なことを問い直し、誰もが自分らしく学び合える学校をつくるためのルールをつくる力をつけるのが学校。
その力が、誰ひとり置き去りにしない社会をつくる大人になるための学びの上位目標だ。
学校に行かなくてもいいよと言う前に、無理せずに行ける学校に変えることが急務。
その子がその子らしく育つ場が学校であるはず。
これ以上「不登校」のレッテルをはらない「地域の学校」を、指導や学力や評価などではなく「人権」を視点に子どもを主語に「不登校」を問い直す時。
★zekkoutyou
>学校に行かなくてもいいよと言う前に、無理せずに行ける学校に変えることが急務
>その子がその子らしく育つ場が学校であるはず
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