教職研修 2023年12月号 妹尾さんに聞きたい!学校お悩み相談室からの引用
(妹尾昌俊氏著) からの引用
崩壊した学級の立て直し、どうすれば
学級崩壊状態にある(あった)背景について。
児童一人ひとりによっても、学級によっても違いはあるが、思いうかぶのは5点。
①主に家庭事情によるストレス
②友達づきあいなど、主に児童間の問題
③発達障害など子どもの特性や個性
④教員の理解不足や信頼を失う行為などによる問題
⑤授業がわからない、あるいは簡単でつまらないなど、教育活動の問題。
・これら以外もあるかもしれないし。これらの問題が絡み合った複合的な問題であるケースも多いと思う。
①が大きい場合
先生の努力で解決できる余地、介入できることは限られる。
SSWらと連携して保護者への支援や家庭環境の改善を多少なりとも働きかけることはできるかもしれないが。
一筋縄ではいかないし、時間もかかる。
学級担任のできることは、子どもの話を聴くことや、家庭事情で自己肯定感や有用感が下がっている(であろう)子に、どのような言葉がけが適切かを考え、試行していくこと。
★zekkoutyou
①の場合、担任はどうにもならない状態に対してもどかしさを抱くことが多いと思う。
せめて、「自分にできること」はしてあげたいと考えると思う。
話を聴くこと。
自己肯定感、自己有用感がもてる言葉がけをすること。