「日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人」

三輪康子著 ダイヤモンド社 からの引用

 

一回のクレーマーを一生の顧客にするには?

 

謝罪のスピードは、スタッフとの信頼関係にかかっている

 

 では、謝罪に第一声が出せるには、何が大事でしょうか。

 それが日頃のスタッフとの信頼関係なのです。

 たいてい現場からクレーム対応の要請がきて、私はお客様のもとに向かうことになります。

 その際、スタッフ側から何が起きたのかをまず、聞き取らなければなりません。

 そこで、自分がミスをしたならミスをしたと、正直に言える部下を持っていることが必要なのです。

 もし、私が小さなミスでも厳しく叱責する上司なら、スタッフは本当のことを言わずに、お客さまのせいにしてしまうでしょう。

 ですから、日頃感情的にスタッフに怒ることなく、思いやりを持って指導することが大事です。

 スタッフがどんなミスをしたとしても、こちらに受け止められる度量がなければ、客観的な状況が自分の耳に届くことはありません。

 瞬時に、何が起こったのか、スタッフに聞いて判断し、即お客さまに対応し、謝罪ができる。そのスピードは、スタッフといかにコミュニケーションが取れているかによって決まってきます。

★zekkoutyou

 ①を読んで、大切なことは「お客さまの説明を聞く前に謝るということかな?」と思っていたのですが、全く違った視点でした!

 自分のミスを正直に言えるスタッフ、

 スタッフが自分のミスを正直に言える自分との関係、

これが大切ということでした。

 確かに!日頃からカッカと怖い上司だったら、そうはいかないです。

 お客様に、優しく接するように、スタッフにも優しく接していらっしゃる。このことが大切なのですね。