「気になる子への言葉がけ入門」

西川純著 明治図書からの引用

 

見取り

 

子どもたちを事由にした時、どこに注目するかがわからなければならない。

その日、その時間に起こる重要なポイントが、いつ、どこで起こるか分からない。

だから、全体を見まわしていなければならない。

例えば、今まで独りぼっちだった子に誰かが近づくかもしれない。

それをいち早く見つけ、それをほめる必要がある。

しかし、それがどこで、いつ起こるかわからないのだ。

それを見逃し、褒め損なえば、そのような行動を継続させることに失敗してしまう。

だから、常にクラス全体に視野を向ける必要があるのだ。

ところがたいていの先生方は一人ひとりに近づきチェックしようとする。

その結果、視野が狭くなり、重要なポイントを見逃す。

 

遠くからでも、その子が遊んでいるか、勉強しているか、分かる。

・・・

目をつぶっていても分かる。

 

見て取れた後。

普通だったら遊んでいる子を注意すると思う。

しかし、動かすべき子どもは別にいる。

 

★zekkoutyou

目をつぶっていてもわかる・・・かどうかはやったことはありませんが、確かに、声のトーンで分かる気がします。

 

一人ひとりに近づきすぎて、全体を見逃す。

そうなりがちです。

 

教師が一人で対応していたら、一人あたりに避ける時間はほんのわずか。

どうして、みんなの力に頼らないのかな?